一番印象的だったのは、劇場で隣に座っていたカップルの男性が「なんか…、思っていたのと違ったね」という言葉。やっぱりなー!そうだよなー! ぼくは、これを見に来たけども、日本のCMを観ていれば、そういう感想になるよなー!とね。 うん、心のなかで叫んだ。
WEBでは「ベイマックスは超熱いロボモノ」ともっぱらの評判だったけども、いやあ!想像以上の熱い展開の連続だった。大事なひとの死、そこに隠されていた陰謀。そして力を手に入れて、悪と対峙する流れ。
そういう王道バトル展開がありつつも、戦闘モードに入る前のベイマックスがギャグ路線で笑いが零れる。日常シーンがきっちり作られているからこそ、戦闘シーンがまた際立っているように感じた。いいね。
失った兄への想いの暴走、仲間たちの存在。そして、ベイマックス。
ベイマックスのラストシーンは、翠星のガルガンティアのチェインバーを想起した。「くたばれブリキ野郎」って言葉が聞こえてきそうな、そんな空気。ロボモノは、やっぱり最後の最後で見せる人間味がね。いいんだよね。ターミネーター2のグッドラック然りさ。本来ならば血の通わぬ存在が、ぬくもりを見せる。これ。これがいい。ベイマックスはそれだった。良かったぞ-。
なんだかんだでマーベル・メディア名誉会長のスタン・リー氏が全部持っていく感じもグーだった!