近年は、飽和状態にあるソーシャルゲームからアナログゲームの進出を狙う企業も増えつつある。ボードゲームといえば、5月14日にゲームマーケットが開催された。関西では年1回、関東では年2回。参加者は増加する一方であり、2017秋は2日間開催の予定だ。

ボードゲームといっても、思いつくのは双六ぐらいの人も多いのではないか。そんなイメージを打ち壊すボードゲーム3種をご紹介。

■現役僧侶が考案した『檀家-DANKA-』

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陽岳寺の現役僧侶・向井真人氏が手がけた『檀家-DANKA-』。

NHKあさイチでも取り上げられたことのあるボードゲーム。サイコロを振って、住職としてのお勤めをし、檀家の数を競い合う。

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サイコロは6面体を6個投げる。6個のサイコロには、全部7種類の記号が記されていて、そこのお勤めの効果に沿ってゲームを進める。

一度振ったサイコロの目のうち、一種類を選んで、最後のひとつになるまで振り続ける。

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お勤めは、特に無いけども絶対ひとつは出しておく必要がある「修行」。これを確保していないとバチが当たって、よくないことがおきるイベントカード「諸行無常」を一枚めくることになる。

お客さんがやってきて檀家になってくれる「接待」。お客様は拒めないので、出目が出た時点で、自動的に選んだことになる。

お布施が増える「お参り」。お布施カードは1から3の数字が決められており、手に入るまでわからない。

お布施を使って仕組みと呼ばれるゲームを有利に進めるカードをゲットする「荘厳」。また、お布施を使って檀家を増やすカードを使用する「催し」。

そして、大仏の席と交代できる「大仏」がある。大仏の席はゲーム終了時まで座っていると、檀家が20人増える効果がある。

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「大仏」の席にいけば一発逆転も夢じゃない。「お布施」がなければ檀家を集めるのは難しい。しかし、そんな煩悩に取り憑かれて「修行」を怠れば仏罰が下る。

「お布施はもらうまで中身はわからない」「駐車場を設ければお布施が増える」など、僧侶あるあるを界隈の人に怒られないギリギリまで詰め込んだボードゲームだ。

■手作りの独自駒が格好いい『慶長五年 関ケ原』

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TUC GAMEが完全手作りで制作している「慶長五年 関ヶ原」。

独自の駒を使った神経衰弱を楽しむボードゲームである。

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駒は完全手作り。武将の名前と家紋がレーザー加工で焼き入れてある。ワンセットを作るのに15時間もかかる手の込み用だ。

敵陣の武将をめくっていき、揃えればその武将を討ち取ることができる。制限時間内に相手の武将をより多く討ち取るか、大将を討ち取れば勝ちだ。

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本陣もあり、こちらに大将がいる。自分の勢力である武将をめくれば、ここに武将を待機することが可能。

待機武将が集まれば、戦術を使用して、相手を寝返らせたり、場をぐちゃぐちゃにかき回す撹乱や、一気に攻撃回数を増やす加勢や、本陣突撃などができる。

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島津や大谷などは、親子で参加しているので、名前がとってもややこしい。そのあたりの駒の特性をしっかりと理解すれば、布陣をする際に相手を翻弄することができる。

駒によっては猛将や知将、堅牢など特殊な力を秘めた武将もある。基本は神経衰弱なので、歴史に詳しくなくとも楽しむことはできるが、歴史を知っていれば色んな遊び方が広がる一品だ。

■オシャレでシンプルな対戦パズル『TEXTILE -テキスタイル-』

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アニメ「紙兎ロペ」やパズルアプリ「ズーキーパー」を手掛けたKITERETSUがボードゲームを開発。その名も『TEXTILE -テキスタイル-』。

とてもオシャレな対戦パズル型ボードゲームだ。

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ルールはとても簡単。白か黒かに分かれて、パネルを交互に並べていき、パネルの中の自分の色の模様をしっかり閉じて作っていく。閉じた模様ができたら1パネルごとに1点が持ち点に入る。

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大きな模様を作ったほうにボーナス点がはいるので、より大きな模様を作ることを目指してみるのもいい。

出来上がったパネルの模様はとても不思議な形をしていて、おもわずSNSで共有したくなる。

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前衛アートから発想を得たそうだが納得。見ているだけでも面白さがわかり、サクッと決着が付くので、パーティーで盛り上がりやすいかも。

■ボードゲームカフェは全国に増加中

今回紹介したボードゲームの他にも、実に多くのボードゲームが存在する。これからどんどん盛り上がりを見せるボードゲーム界隈。時間を忘れて遊べてしまうものも多い。気になった人は近くのボードゲームカフェで一度遊んでみることをオススメしたい。

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