今期、もっとも萌えるアニメと注目されており、地元アイドル編の突入からシリアスめいてきていた。だが、それでも風呂敷を綺麗に包めば、それだけでよかったはず。このアニメに、こんな考察が必要になる最終回は必要だったのだろうか

此処から先はネタバレ御免でいくので、見てないひとは先に見てからどうぞ。

アイドルのコンテンストに参加したまちは、ひぐらしのなく頃にばりの幻覚幻聴に襲われる。「田舎者は帰れ、石を投げてやれ」の言葉。実際は暖かな目で見守られており、受け入れられるどころか大喜びされていたのにもかかわらず、完全に疑心暗鬼が発症していた。もう雛見沢症候群としか思えない出来だよ。

ぶっちゃけ、街のデパートにいったときの幻覚幻聴は可愛い通り越して、なんか怖いな…と感じていた。あれが伏線だったのだろうか。あの過剰なまでの恐怖演出は、この最終回のための伏線だったのだろうか。正直、いらない伏線だった。だって、これ癒やし枠でしょ!?

まどマギとか、がっこうぐらしとか、そういう系を狙いたかったのだろうか。それにしてはじっくりとやり過ぎているような。というか、その狙っている演出だけが雑味になってしまっていたかのような。そんな印象がある。僕個人の感想だ。誰にも強制しない。共感もいらない。

そして、問題のラストシーン。まちは、コンテストで特別賞を受賞する成功を収めながらも幻覚幻聴によって都会に拒絶されたと思い込み、思考停止ルートを選ぶ。ナツといちゃいちゃして、何も考えず、神社の外の世界の文化にも生活にも興味を抱かず、ひたすらナツとともに生きていく未来を選んだ。選んだというのか。思考停止をして、それをするしかない人間に壊れてしまった。そう見えた。

EDのアニメーションを見ててさ。最後、むやみやたらとナツに対してまちがイチャイチャするなあって気にはなってた。だって、この最終回までは、ナツとまちの関係ってイチャイチャというより、父と娘みたいな、そういう関係だった。恋仲のような、そういう関係性ではなかった。

でも、あのEDはこの最終回の演出を元に作られたものだったのではなかろうか。イチャイチャというのは、ぶっちゃけ最終回以外ではないように感じる。だって、そこまでは家族愛を描いていたようにしか見えなかったんだもの。

もう、ここまでいったんだから、どこまでも行っちゃおう。ひぐらしちっくな演出が連続であるけど、あの思考停止エンドはどちらかというと近親相姦エンドに近い嫌悪感を感じたんだよね。共依存というか。

もう、いや、最後のイチャイチャだけで、ケモナー系の薄い本が量産されるんじゃねえのかってもうそのことしか思わない。いや、流石に夏コミには間に合わないような気がするけど、気がするけどさ。あんなラストシーン見せられたら、ふたりの関係は、もうそういう肉体関係ありありの恋愛関係になったんじゃないのかと思ってしまうんだよ。思わないか。ていうか、そうなるだろ。そうにしかならないだろ。

くまみこ、全体的にいい作品でした。本当にいい作品でした。でも、ぼく、ナツとまちは家族でいてほしかった。あんな共依存カップルみたいな、両方とも思考停止してしまって、お互いを求め合って、ドロドロになっちゃったような関係になるのは見たくなかった。

ただ、見たくなかったって、それだけなんだよな。

それを受け入れるひとを否定しているわけじゃあないです。それはそれで良いとも思う。俺もそれを全肯定した薄い本があれば買う。いや、買ってしまう。買わざるをえない。でもなあ、本編でなあ、そういうも嘘を捗らせ過ぎる燃料を投下するのはなあ。

どうなんだろうね。わかんないや。ぼく、よく、わかんないや。

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