とうらぶ好き。あるいは界隈を眺めているのが好き。そういうひとたちを引っ括めて、審神者と呼ぶ。どうも審神者なぼくです。

ぼくはファンアートを愛でる傾向があるので、日夜ツイッター上で、刀剣乱舞に関する情報収集をしている。すると、自然と騒動の類も目にするようになる。幾つか騒動を追いかけては狐につままれる気分を味わってきたのであるが、今回の騒動懲りた。大いに懲りた。それが鶴丸帯騒動だ。

鶴丸帯騒動とはなんぞや?


鶴丸のカルタ結び騒動に対して
「カルタ結びは普通に男子も使ってた!」「絵師さん謝らないで!」の声集まる
http://togetter.com/li/835179


経緯は上の通りなのだけれど、結局なんだったんだろうね。デマがデマを呼ぶ大騒動。始まりは小さな炎上から始まったようだけれども、その小火を見て危険を感じた絵師さんが当該イラストツイートを消して謝罪をしてしまった、というところなのかしら。真相は闇の中。絵師さんの心のなかにしかないのだけれども。

その謝罪をしてしまったことが波紋を大きくしてしまった印象は残る。きちんと経緯を説明してからの謝罪ならまだしも、ただただ謝罪をしてしまったのであれば、説明されなかった部分は憶測で埋められる。

結果、「鶴丸絵師に凸をした審神者がいるはずだ」という帰結が真実となった。凸とは直接文句を言うということだ。そりゃあ、直接言われずにツイートを消して謝罪をして修正をするとまでは言わないもんだろうと、考えるのは基本筋のよなものだ。

だがこれは推測、憶測から生まれたものであり、決して証拠があっての事実ではない。ただ人々はそう信じ始めたのだ。だから、ぼくも、この真実を追いかけてみたのだけれども、追いかければ追いかけるほど、泥沼だった。煙に巻かれた気分だった。

なんせ、いないのだ。どこにもいないのだ。凸をした審神者なんてものは。消えたイラストツイート対して、直接文句を言った審神者が居たとすれば今は見えない。しかし、そのツイートを観ていた審神者たちも、ついぞ凸をした審神者なんていなかったという話しか聞けない。

そこでひとつ生じたのが「中国人審神者が微博にて凸した」という噂だった。微博とは中国版ツイッターだ。中国ではツイッターが出来ないらしく、微博を取り扱う。鶴丸絵師は台湾人であるため、微博を持っているのではと考えたひとがいたのだろう。

事実、微博を見れば鶴丸絵師に向けて何かを言っているようなツイートをよく見る。中国語がよくわからないなりにみれば、それは直接文句を言っているように見えるのだ。結論からいえば、鶴丸絵師は微博にアカウントを持ちあわせていないので、凸なんて出来るはずもないのだが。日本人審神者の中には、幾人も中国審神者が凸をしたと言い切るものも多かった。

ぼくは台湾人の友人に依頼して、この件について深く調べた。今だからこそ、「凸した審神者はどこにも居なかった」と言い切れる状況にある。その上で、「鶴丸絵師さんのツイートの曖昧さに皆がまどってしまったのだ」とも感じるし、しかし「鶴丸絵師にそのような謝罪ツイートをしてしまったのは、審神者による炎上」があったからだ。

『根拠がなくても言い切れるひと』の存在を決して甘く見てはいけない。多数の意見を集めたとしても、物的証拠が伴わなければ信頼度は上がらない。そんな調査の基本中の基本を確かめることになった。

今は騒動は無事に収まっている。だが、また似たような騒動が起きないとも言えない。とうらぶ界隈に関しては、騒動に対しては静観を守るようにしようと、そう心に決めた。

とうらぶ界隈に興味のある方は、ツイッター上に荒れ狂う騒動に関して、鵜呑みにしないように気をつけるように、あえてアドバイスしておきたい。

「気をつけろ 噂便乗 炎上(かじ)の元」

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