入江省三が、ひたすらドンドン、パチパチ、ザックザク……とやらかすだけのマンガなんだよね。そうなんだけど、そうなんだけども、大蔵省の入江省三はどことなく温かい。ドジもする。それがいい。一対多のはずなのに、あくまで余裕で、あくまで冷静に、全てを淡々と対処していく。

よ!お役所仕事!親方日の丸だねッ!と叫びたくなる、この感じ。でも、根底に優しさがあるんだよね。大蔵省。そこがなんか惹かれる。たまらないものがある。外務省もあるけど、大蔵省の方がいいな。なんか、人情劇もあるし。ハードボイルドなのは外務省かもしんない。その辺の好き好きはひとによって違うんだろうけどね。

全ては計算づく、全ては予定通り。その格好良さが癖になる。OVAの声優は、山寺さんだったらしい。めちゃくちゃ似合うよなー。たまらんね、こういうのたまらんね。ハードボイルドの中に優しさがある感じ、いいよね。本当に、ただただ冷酷よりも、ハードボイルドなところがより際立つというか。

無精髭のガンマンが、こどもに振り回される…とかさ。人斬りの無宿人が、童子にオニギリを恵んでもらった礼として悪を斬る…とかさ。ハードボイルドには、不似合いな優しさがあるといいよね。純粋なるモノには抵抗できない感じがあると、いいよね。

大蔵省の入江省三はそういうところがある。そこがいい、そこがいいよ!

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