筋肉少女帯好きとしては、「だがしかし!」ってオーケンが叫んでいるイメージがめちゃくちゃ強いんだけれども、この漫画にオーケン要素はなく、ひたすらに「駄菓子」をテーマとした、ラブコメなんだよね。いや、逆に、ここまでの奇人ヒロインは、オーケンのかほりがするといえばするのだけれども。

駄菓子。そろそろ、”駄菓子を知らない子供たち”が現れるんじゃないかと、ドキドキしている。そんな幼子とお話をする機会がないので、わからないのだけれども…。でも、このマンガを駄菓子を知らない子供たちが読めば、よほどキラキラして見えるはずだ。駄菓子が。

そういや、小学生の頃、地元に駄菓子屋が3つぐらいあった記憶がある。学区内に、というべきか。徒歩でもっとも近いのは、基本は酒屋だけれども、駄菓子屋コーナーのある「藤井さん」(親がそう読んでいたので、みんなでそう読んでいた)だった。

フェリックスのコーラ味ガム(FFが流行っていたので、当時はフェニックスと呼ばれていたことが多かったような)を買ったら、当たりクジガムのハコを入れ替えてなくって、どれ買っても当たって当たって、14個ぐらい一気に噛みまくって顎の筋肉がえらいことになった記憶がある。自販機が壊れていて、お釣りがめちゃくちゃだった記憶も合わせてある。

水風船をかって遊んだこともあったな。我が家の道に面した駐車場に何人かが待機し、友人が通りかかれば話しかけて足を止めさせる。そして、我が家の二階に爆撃部隊が集結しており、何も知らぬ友人を狙撃するのだ。びっしゃびしゃにしてやるのだ。楽しかった。

よくよく考えると、今は出来ない遊びかもしれない。スマホは小学生でも持っている時代なのだろう。スマホでなくとも、こども用携帯ぐらいは持たされていそうだ。水風船遊びなんて、出来ない時代になっちまったんだな。公園も球技禁止、大声禁止なんて立て札の立つ時代だもんな。

駄菓子ってのは、ちょっとした”三丁目の夕日”なんだよね。児童時代を思い出せるというか、あの頃が詰まっているというか。ぼくにとっての三丁目の夕日は、時代劇と同じような、己とは全く違う世界のファンタジーに触れる楽しさだったけども、だがしかしは、己の想い出がアリアリと蘇って、こりゃあもうたまらん。

昭和ギリギリ生まれの血が騒ぐってもんだぜ。

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