しゃばけといえば、ドラマ化もされた妖怪小説。ぼくもちらりと読んだことはある。ホンワカとした日常であり、おどろな恐ろしさが眠っており、愛すべき妖怪たちが居る。それが、しゃばけという、そういうモノだと感じている。それのコミカライズ。それが、このふたつの本だ。

佐助の巻なら、雲田はるこ先生。全体的には仁吉の巻だと、書いてある。なので、雲田はるこ先生の方から、さらりと良い点を伝えてみたい。まあ、漫画家の先生の名前ではピンと来ないひともいるかもしれない。この先生は、昭和元禄落語心中を描いた作品だ。

もちろん、今回のコミカライズでも、その作風が大いに反映されている。というより、今回のトリビュートでは、すべての作品で、漫画家先生たちの作風が強く強く反映されているのだ。なので、面白い。現代モノがあり、恋愛を取り扱ったモノがあり、ひとと妖かしのすれ違いにスポットライトを当てたモノもある。

中心となったモノが、共感できるものであれば、それは読んだひとの心に大いに響くだろう。しゃばけを好きなひとが読むだろうからと、しゃばけを読んでいればいるほど楽しめる。そんな仕掛けがされた作品もあった。どれがいいのかは、あなた次第。まずは作家先生たちの作品を調べてみるのもいいかもしれない。

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