コミックはとうとう、次で最終巻。物語もこの6巻で一気に収束していく感じが凄い。ちゃんと練り上げられた構成があって、それに向かって走りこんでいるんだろうなーって感じがいい。このマンガで一番ビビっときたのは、「いじめっこ」が主人公で、それがあるきっかけで「いじめられっこ」となったこと。そしてその「いじめたことへの贖罪」を願っているというのが面白い。

本当のいじめっこたちが贖罪を願うことなんてないんじゃないかとね。いじめられっこだったのでね…。いじめっこを信じることなんてデキない。まあ、罪の意識があったとしても、それをなかったことにしようとつとめているんじゃないかな…。こどものころのじゃれあいだろう。そんな空気を出すじゃない? 当人以外は。そして、当事者の加害者はその空気を味方につけるじゃない。結果、被害者はセカンドいじめを受ける。

日本だから、なのかな。なんでこんなに加害者の人権は必至に守ろうとするんだろう。被害者の人権は踏みにじっていいと思ってるんだろう。ぼくは被害者側だからいつも感じる。ナンデソンナニカンタンニユルサレテルノ?とイラつくこともある。聲の形は、なかなか許されない。ずっと付きまとう。それに苦しむ。主人公はえんえんと苦しんでる。

そこで作者はどんな答えを用意してるんだろう。どんな結末が待っているんだろう。それ次第で、この作品の評価は大きく変わると感じてる。まだ途中、まだ途中。最後の最後まで、どんな作品だとは言えない。そんな空気を、僕は感じてる。


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